今朝、窓を開けた瞬間のひんやりした空気に、季節がまたひとつ進んだな~と感じました。
それと同時に、肌の乾燥がものすごく…空気、乾燥してますよね。
今日は洗濯ものを家の中に干して、朝から乾燥対策をしました。
乾燥すると顔もくすむので、毎朝のメイクの仕上がりが「なんだか冴えないな」と感じることがあります。
今日はそんな「冬のくすみ肌を明るく見せる口紅の選び方」を、5つにまとめて書いてみます。
いつものメイクに、小さなひと匙のヒントとして使っていただけたら嬉しいです。
① 冬は“血色を補う”色を選ぶ
冬の肌は、とにかく血色が抜けやすいものです。
暖房と外気の温度差で血行が滞って、顔全体が青っぽく沈んで見えます。
そんなときに頼りになるのは、ほんのり赤みのある色。
たとえば、ローズ系の中でも“青みすぎないローズ”、
またはオレンジ系でも“血色系オレンジ”といわれる、肌の中の赤みに寄り添う色です。
私も昨日は血色感のあるローズピンクをつけました。

つけているのはディオール アディクト リップスティック 526 マロウ ローズです。
ブルべさんおすすめカラーです。

見た目は青みローズですが、 実際に塗ると 青みが強すぎず、
肌にふわっと透明感を出してくれるカラーです。

実際にお客さまの口紅分析でも、冬は「血色カラー」を選んだ方が、
驚くくらい肌が明るく見えることが多いです。
リップひとつで血の気が通ったように見え、気分までふわっと温かくなる
そんな瞬間を見ると、色の力ってすごいなぁと毎回感じます。
② ツヤは“控えめ〜中くらい”がちょうどいい
ツヤは若々しさの象徴のように思われますが、ツヤが出すぎると
逆に“テカリ”のように見えてしまうことがあります。
肌が乾燥して凹凸が目立つ時期でもあるので、
リップのツヤが強すぎると境目が浮き、逆に古臭い印象、おばさん見えしてしまうことがあります。
おすすめは 控えめ〜中くらいのツヤ感。
グロスのように強いツヤではなく、
自然なつや感のほうが、大人の肌にはなじみます。

もしグロスを使用するのであれば、
ほんの少しだけ中央だけにのせると、
自然な立体感が生まれて、唇にボリューム感を出してくれます。
③ くすみの原因になる“ブラウン強め”は避ける
ブラウンリップはおしゃれで今っぽいけれど、
冬の大人肌には少し注意が必要です。
なぜなら、
ブラウンは顔の影を拾いやすく、くすみを強調しやすい色だから。
とくに、目の下に影ができやすい日や、
肌のコンディションが落ちている朝にブラウンを塗ると、
“疲れて見える”という悲しい現象が起こりやすいのです。
どうしてもブラウンが好き、という方は、
少し赤みが入った「レッドブラウン」や、
ピンクのニュアンスを含む「モーヴブラウン」などを選ぶと、
肌のくすみを引きずらず、やわらかい印象になります。
④ リップライナーで自然に輪郭を描く
年齢を重ねると、唇の輪郭が少しずつぼやけてきます。
その状態のまま、淡い色やベージュ系のリップを塗ると
“どこまでが口なのか”が曖昧になってしまい、
顔の中央の情報が弱く、肌全体もぼんやりして見えてしまうのです。
冬は服の色も重くなりがちなので、
口元の存在感がないと、どうしても顔の印象まで沈みます。
そこでおすすめしたいのは、
自分の唇の色に近いリップライナー。
自然な輪郭が見えるだけで、顔全体にメリハリが出ます。
「なんだか今日は顔色が暗い」と感じた日は、
リップライナーを味方につけてみてください。
リップライナーを使うと口角部分が引き締まることで、
お顔の引き上げ効果も実感できます。
⑤ 仕上げに“内側だけ少し濃く”が冬は効く
冬は肌がくすみやすくなるせいか、
“いつも通りのメイクをしているのに、なんだか決まらない”
という声をよく聞きます。
写真を撮影したときに、顔がすっぴんみたいに見えた、なんてお声もありました。
そんなときに簡単にできるのが、
唇の内側だけに少し濃い色を足す 方法です。
中央だけに指でぽんぽんと色を足すと、
内側に血が通っているような自然な立体感が出ます。
このほのかな“体温感”が、冬のくすみ対策にとても有効なのです。
メイクが苦手な方でも、一瞬でできる小技なので、
ぜひ試してみてください。

冬の乾燥やくすみに悩む日があっても、
今日書いた5つのポイントが、
少しでもみなさまのお役に立てますように。
昨日は帝国ホテルにてお仕事がありました。
エントランスのバラがとても華やかでした。

ようやく金曜日ですね。
週末お休みの方はどうぞゆっくり過ごされてください。
お仕事の方も少しでもご自分の時間がとれますように。
レッスンにお越しのみなさまもどうぞお気をつけてお越しください。

