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コラム

口紅のマットとツヤの仕上がり違いとは? ― 大人唇を美しく見せる質感と塗り方のポイント ―

日々、寒さや乾燥が気になる時期ですが、みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。どうぞご無理のないようお過ごしください。週末のレッスンでお客さまから「口紅の質感」関するご質問を頂きましたので、こちらのコラムでもご紹介させて頂きます。ゆっくりゆったり読んでいただけたら嬉しいです。

例えば同じ赤でも、マットなら凛と洗練された印象に、
ツヤならやわらかく女性らしい印象になります。
特に大人世代の唇では、質感選びと塗り方が“若々しさ”を左右すると言っても過言ではありません。

マットリップの特徴

マットリップは光を抑えた質感で、色がしっかりと発色し、唇の輪郭を美しく見せてくれます。
きちんと感や知的さ、モードな雰囲気を出したいときにはとても効果的です。

一方で大人唇の場合、
乾燥や縦ジワが目立ちやすく、唇が薄く、硬い印象に見えてしまうことも。
そのため「塗り方」がとても重要になります。

マットリップをきれいに仕上げるポイントは、
事前にしっかり保湿し、余分な油分はティッシュで軽くオフすること。
直塗りで一気に仕上げるのではなく、ブラシや指で薄く均一にのせることで、
マット特有の重さを感じさせず、洗練された口元になります。

ツヤリップの特徴

ツヤリップは光を味方につけ、唇をふっくら立体的に見せてくれる質感。
やさしく女性らしい印象を与えます。

年齢とともに唇は水分量やハリが低下し、
色もくすみやすくなるため、ツヤのある質感はそれらを自然にカバーしてくれます。

ただし、ツヤはつけすぎると「テカリ」に見え、
カジュアルすぎたり、だらしない印象になることも。
塗る位置と量を意識することが大切です。

おすすめは、唇の中央を中心に色をのせ、
口角や輪郭は薄めに仕上げる方法。
指で軽くポンポンとなじませることで、上品なツヤ感が生まれます。

迷ったらどちらを選ぶべき?大人唇の場合

マットかツヤかで迷ったとき、
大人唇におすすめなのは「ツヤ寄り」の質感です。

ツヤは、
・失われがちなハリを補う
・唇に自然な立体感を与える

という点で、大人の口元を若々しく見せてくれます。

「ツヤはカジュアルすぎる」と感じる場合は、
セミマットや、内側だけにツヤを足すなど、
控えめな取り入れ方がおすすめです。

質感と塗り方で、口元は変わる

口紅は色だけでなく、
質感と塗り方を少し意識するだけで、仕上がりが驚くほど変わります。

大人の口紅選びは、「隠す」より「活かす」発想へ。
自分の唇に合った質感を知ることが、
自然で洗練された美しさへの近道です。

今年も残りわずかですね。
師走の慌ただしい時期ですが、みなさまご体調に気をつけてお過ごしください。
夜はゆっくりお風呂で一日の疲れをとって、身体をあたためてくださいね。

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