「口紅を塗ると、なんだか急に老けて見える」
「昔から同じように塗っているのに、最近しっくりこない」
40代以降のお客さまから、よく伺うお悩みです。
実はこれ、口紅の色だけではなく“塗り方”が原因になっていることもあります。
平成の口紅は「きちんと塗る」が主流だった
平成の口紅を振り返ると、時代によってかなり違いがあります。
平成初期には真っ赤や青みローズなどの鮮やかな口紅、1990年代後半にはベージュやブラウン、2000年代にはピンクベージュ+グロスなどが流行しました。
私たち40代が若い頃に覚えたのも、
「口角までしっかり塗る」
「唇の輪郭に沿ってきちんと仕上げる」
「上下の唇に均一に色をのせる」
といった塗り方ではないでしょうか。
もちろん、この塗り方自体が間違いなのではありません。
ただ、年齢とともに唇の輪郭や口角が少しずつ変化してくると、昔と同じように輪郭を全部くっきり囲むことで、かえって口元の形を強調してしまうことがあります。
令和のリップは「全部をきっちり描かない」
最近のリップメイクで特徴的なのが、抜け感と立体感。

唇全体を大きく囲むのではなく、唇の中央部分をオーバーに描いてふっくらと見せる方法が主流です。
ポイントは、
①口角までベタッと厚く塗らない
②唇の中央に色とツヤを集める
③上唇の山をほんの少しふっくら描く
④輪郭すべてを同じ濃さで囲まない
こと。
これだけでも、口元が軽く、今っぽい印象になります。
「今っぽさ」には口紅の色も重要
そしてもう一つ大切なのが、肌と唇のコントラストです。
顔のパーツと肌とのコントラストは加齢とともに低下する傾向があり、
研究では、顔のコントラストを高くした女性の顔は低くした顔より若く知覚されることが報告されています。
さらに大阪大学などの研究では、唇をより赤くすると、顔の肌まで明るく見えるという興味深い結果も報告されています。
つまり、大人のリップで大切なのは、
「薄くすれば若く見える」わけでも、「濃く塗れば華やかになる」わけでもありません。
今の自分の肌と顔立ちに合う色を選び、輪郭を取りすぎず、必要なところにだけ色と立体感を足すこと。
昔似合っていた口紅が似合わなくなったと感じたら、買い替える前に、まず「塗り方」を変えてみるのもおすすめです。
口紅一本でも、顔の印象は意外なほど変わります。
少しでもみなさまの秋メイクのご参考になればうれしいです。
明日から連休の方も多いと思います。
どうぞゆっくり過ごされてくださいね。
レッスンにお越しのみなさまもどうぞお気をつけてお越しくださいませ。
