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コラム

BEAUTY MAPができたきっかけは?大学生の時の1本の口紅との出会いが今の仕事につながっています

こんにちは!今日はあらためてBEAUTY MAPができたきっかけをご紹介させてください。私は生まれた時からもともとアトピー肌で自分の顔にコンプレックスを持った幼少期を過ごしました。唇もいつもひび割れで血が出ていたり、口周りが赤く腫れ、子供の頃は「たらこ唇」と言われいじめにあったこともありました。不登校も経験しています。鬱々とした幼少期、思春期を過ぎ、大学生になった春、資生堂の化粧品会社カウンターで1本の口紅を美容部員の方が提案してくれました。

今まで口紅など塗ったこともなく、自分の唇を直視できたことがなかったですが、その時はじめて「似合いますよ!」と言ってもらえた事がとても嬉しく、少しだけ自分に自信が持てるようになりました。

あの時、あの化粧品カウンターでの体験がなかったらきっと今の仕事はしていなかったと思います。

その頃から化粧品が大好きになり、化粧品に携わる仕事がしたい!と資生堂の化粧品開発職を目指すようになりました。無事入社試験に合格し、紆余曲折しながらも何とか口紅の商品開発職に就くことができました。

そこで日々多くの人の肌と口紅の色の関係を分析しました。「なぜ人によって似合う色が違うのか、同じ肌色でも、肌色の種類が違い、それぞれの肌色に合った口紅が必ず存在する。」肌色と似合う色の関係を日々研究しました。そこでの経験が今の仕事の原点になります。より多くのお客さまに直接似合う口紅をご提案したい!と資生堂を独立し、自分のサロンを作ることを目指し始めるのですが、資金もなくはじめはアルバイトかけもちでサロン運営が始まりました。少しずつですがお客さまが増えていき、ようやく独立して10年経った今生活が安定するようになりました。日本全国、世界中から日々多くのお客さまにお越し頂け、感謝の気持ちしかありません。

10年間心に想ってきたことは、

「大切なのは続けること」

熱量は日々高くなったり、低くなったりしても、細い線でも続けていくと何かしら結果が出ていくように思います。

熱量が低いとき、火が消えそうになったとき、結果がでないとき、そんな時は淡々と歩む、とにかく歩みを止めない

それを意識してきました。

年齢とともに、心と身体も日々揺らぎやすく、いつも安定とはいかないもの

そんな自分に落ち込むこともありますが、

40代になった今、それは自然なことだな、と思うようにしています。

いろいろな自分を認めてあげられるようになった時、少しだけ心が楽になりました。

自分自身が、年齢を重ね、心、肌、体型の変化を日々感じるからこそ、お客さまお一人お一人のお悩みに寄り添ったご提案がしたいと思っています。

これからも口紅の魅力、色、ファッションの楽しさをたくさんのお客さまにお届けていけるよう頑張ってまいります。

今後ともBEAUTY MAPをどうぞ宜しくお願いします!

 

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